UPS Healthcareが2019年にUPSの単独のヘルスケア部門になる以前から、ヘルスケア製造企業の重要なコールドチェーン梱包のニーズに対応する取り組みが始まっていました。効果的な梱包は輸送行程全体で製品の効能を確保するものとなるため、特に複雑な出荷要件のある製品については不可欠なものとなります。
Ester Van Den Bosscheが10年以上前にUPSに入社した時は、主にヨーロッパのプログラムの構築に取り組んでいました。これは、材料ベンダーを見つけて検証し、欧州規制を順守し、製品タイプを定義し、専任チームをトレーニングすることを意味します。これは、強力な梱包プログラムを作成するために必要なすべての要素です。
「私たちはグローバルなプログラムの枠組みを作りたかったのです。これまでにこのような枠組みはありませんでした」とVan Den Bosscheは述べています。「これまではさまざまなベンダーに依頼する必要があったお客様にとって、当社が単独ですべての要求に答えられる存在になりたいと考えていました。」
Van Den Bosscheとチームがプログラムの主要な部分を準備してから、構築していた内容を、お客様のニーズに合わせてカスタマイズする機能と結びつけました。Kerem Akyuezは、ソリューション マネージャーとして、複雑なビジネスを通じてお客様と協力し、そのお客様にとって 1 つのソリューションとなる当社の機能をお客様とマッチングさせます。
「ヘルスケアの出荷は、A地点からB地限までの輸送にとどまりません」とAkyuezは述べています。「お客様が定期的に病院に納品を行っているが、患者のニーズや規制により微妙な変更が必要な場合、お客様と協力してプロセスを固めていきます。このプロセスを活用して、その他のお客様について検討ができるようになります。」
Van Den BosscheとAkyuezは、2015年にできたコネクテッドループ梱包センターの立ち上げで協力し、共に学び成長していました。
オランダのレールモンドにある当センターは、UPSヘルスケアのヨーロッパ発貨物に関連する梱包資材のハブとして機能しています。使い捨て、リサイクル、再利用可能な資材に関わらず、当施設は包括的な一連のソリューションを提供し、お客様にとって複雑なコールドチェーン梱包プロセスを簡素化します。
たとえば、次の3行程についてボックスを準備できます:最初にすでに適切な状態のボックスをネットワークに送り製品を受領し、次にそのボックスを配送するため直接目的地に送付し、最後に清掃と修理調整のためコネクテッドループ施設に返却します。このきめ細かなアプローチは、お客様が直面する負担を軽減しようというVan Den BosscheとAkyuezのコミットメントを体現しています。
「当社の総合的なつながり、補完的な知識、専門知識が、Connected Loopの施設で結実しました」とVan Den Bosscheは述べています。「誇れる成果の1つが、最初のお客様の獲得と、独自の3行程ラベルサービスの開発でした。それ以降、他のお客様にも同様のサービスを提供しています。」
この道のりはまだ終わりではありません。UPS Healthcareが世界中のヘルスケア企業の需要に応えるべく拡大し革新を続ける中、コールドチェーン梱包は重要な柱であり続けています。Van Den BosscheとAkyuezは、協力的なアプローチにより、UPSが出荷プロセスのあらゆる側面に対応できるようになっていると確信しています。たとえ月に発送する貨物があっても、Van Den BosscheとAkyuezは実現に向けて共に取り組むことでしょう。
お客様のコールドチェーン梱包にどのような革命を起こせるか、ご興味をお持ちですか?