最新情報:ドイツ初のヘルスケア専用施設は、温度管理が難しい30,000基のパレットと850,000 kWhの太陽光エネルギーシステムを備えており、150名の雇用を創出します。
それが重要である理由:この27,200m2のGMPおよびGDP準拠の施設は、UPS Healthcareのフランクフルト航空貨物ゲートウェイとヨーロッパ航空ハブ施設を支援し、最終的にはヨーロッパ全体のヘルスケア市場の成長を促進するものとなります。
UPS Healthcareは、ドイツのギーセンに初の専用ヘルスケア物流施設を開設しました。これにより最大で150名の雇用が創出されます。この27,200m2のGMPおよびGDP準拠のスペースは、30,000個以上のパレットを収容し、2C~8C、15C~25C、-20Cまでの温度で広範なヘルスケア製品の保管に対応可能です。
「真にヨーロッパ全体をカバーするコールドチェーンネットワークを構築したことで、エンドツーエンドの品質専門家による保管や取扱サービスを提供できるようになりました」と、UPS Healthcareのグローバル物流・流通担当プレジデントのJohn Bollaは述べています。「ドイツに最初の施設を開設することで、お客様の患者にとって重要な製品を、必要な場所に、適切な時間に、適切な温度で届けるために、より高い可視性と制御性を提供することができます。」
施設の屋根には、施設の消費電力を上回る年間850,000kWh以上の発電能力を有するソーラーシステムが設置されています。また、ドイツサステナブル建築協会(German Sustainable Building Council)のゴールドスタンダードにも適合しています。
戦略的に配置された、ギーセンにあるこの新し施設から、急速に成長しているヨーロッパのヘルスケア市場にアクセス可能で、時間と温度管理要件が厳しい製品の物流ニーズが高まっている医薬品や医療機器、生物製剤の製造企業を支援しています。生物製剤の世界市場は、2020年の285.50億ドルから2025年までに421.80億ドルに拡大すると予想されています。
UPS Healthcareはは、2023年までに、ヨーロッパに約半分の倉庫スペースを200,000 m2以上増設する予定です。このスペースは、既存の217施設に加え、37の国と地域で合計1.500万平方メートル2以上のcGMPおよびGDPに準拠したヘルスケア流通スペースとなります。こららの投資により、UPS Healthcareの専用ヘルスケア施設の数は、2023年には2020年と比較して2倍以上となります。
また、ケルン・ボン空港にあるUPSのヨーロッパ航空ハブとルールモントにあるUPS Healthcareのヨーロッパハブに近接しているため、お客様の国内およびグローバルな所要時間を短縮し、生産時間を延長できる可能性があり、ヨーロッパの80%に翌日配送、そしてロッテルダムやアントワープ、アムステルダムを含む主要港へのアクセスも可能になります。施設はまた、ドイツでの病院および薬局の流通にも対応します。
UPSヘルスケアについて
UPSヘルスケアは、非常に優れたヘルスケアロジスティクスの専門知識を、全世界のお客様に提供しています。全世界で、1100万平方フィートを超える、cGMPおよびGDPに準拠したヘルスケア配送スペースを有し、在庫管理、コールドチェーンの梱包と出荷、医療機器の保管とフルフィルメント、ラボ、臨床試験ロジスティクスなどのサービスを提供しています。UPSヘルスケアのグローバルインフラストラクチャ、UPS® Premier可視化サービス、追跡テクノロジー、グローバル品質システムは、現在の製薬業界、医療機器業界、臨床検査業界の複雑な物流に関する要求に適合する最適な選択肢です。