アトランタ - UPS(NYSE:UPS)は本日、イタリアのローマに、40,000平方メートルのビルド・トゥ・スーツ型ヘルスケア物流施設を起工することを発表しました。この最新の、検証されGMP準拠の施設は2022年7月に開設予定で、医療用製品向けに、-80℃~-20℃、2℃~8℃、15℃~25℃という複数の温度設定環境が検査され、用意されます。
本施設は、イタリアの製薬会社と医療機器取扱会社の顧客を支援し、ヨーロッパからUPSグローバルネットワークまで直接つなぐものとなります。
「私たちはこれからもヨーロッパ市場で業界をリードしているコールドチェーン機能を拡張してまいります。ローマの新施設は、世界で最も重要な無菌医薬品の多くを製造しているイタリアで、当社のヘルスケア顧客の成長のためのニーズに応えるものです。」と、UPSヘルスケアのプレジデントのWes Wheelerは述べています。
UPS ヘルスケア今回の拡張と能動的温度制御機能による配送サービスは、エンド・ツー・エンドのコールドチェーン流通・輸送のプロバイダーとして選択されるべきプロバイダーとしてのUPSのポジションを強調するものです。
「新型コロナワクチンを含む重要なヘルスケア貨物を輸送してきた経験から、より多くのお客様が当社にソリューションを求めています」と、UPSのチーフセールス・ソリューションオフィサーであり、UPS Global HealthcareのシニアバイスプレジデントであるKate Gutmannは述べています。「当社は、この分野でのマーケットリーダーであり続けるために、グローバルなコールドチェーンに多額の投資を行っています。」
今回の拡張は、シンガポール、上海、オーストラリア、そして米国のいくつかの主要市場における施設への投資に加えて、UPS Healthcareの戦略を実行するための新たな一歩となります。UPSの最近の投資には、次のものも含まれます。英国のバーミンガムに最新鋭のGMP施設、チェコ共和国に新たな倉庫、オランダのローモンドにコールドチェーンの拡張とフリーザーファーム、ポーランドのワルシャワ近郊に第二のセントラルGMP施設を設置。
当社は現在、世界34カ国で125のGDP/GMP施設を運営しています。
UPSヘルスケアはこれからも医療機器流通製品ライセンス取得済みの流通スペース、サプライチェーン管理、医療機器、臨床試験検体のキット作成、梱包、注文処理などのすべての物流のニーズに対応する、広範なサービスを提供してまいります。当社のグローバルインフラストラクチャおよび監視・追跡機能、機密データ保護により、UPS Healthcareは、多種多様な物流の需要に柔軟かつ機敏に対応する、クラス最高のサプライチェーンのエキスパートとなっています。
UPSヘルスケアについて
UPSヘルスケアは、非常に優れたヘルスケアロジスティクスの専門知識を、全世界のお客様に提供しています。全世界で、1100万平方フィートを超える、cGMPおよびGDPに準拠したヘルスケア配送スペースを有し、在庫管理、コールドチェーンの梱包と出荷、医療機器の保管とフルフィルメント、ラボ、臨床試験ロジスティクスなどのサービスを提供しています。UPSヘルスケアのグローバルインフラストラクチャ、UPS® Premier可視化サービス、追跡テクノロジー、グローバル品質システムは、現在の製薬業界、医療機器業界、臨床検査業界の複雑な物流に関する要求に適合する最適な選択肢です。