課題
ワシントンDCにあるK12が成長するにつれ、同社は自社の数少ないスタッフと小規模な外注パートナーの物流の専門知識では手に負えなくなっていることにすぐに気づきました。自社のインフラストラクチャの成長が急速だったため、K12は、学生に世界有数の教育を提供するには、世界有数の物流と返品ソリューションが必要なことを認識していました。そのため同社は、業務の規模を必要に応じて拡大・縮小しつつ、流通と配送を完全に管理できる適切なオペレーショナル・エクセレンスと柔軟性、能力を有する企業を求めていました。
ソリューション
UPSは、K12の教育が従来の教室での教育方法と並立するものであり、物流コストの管理と間接費を抑制しても、質の低下は生じないことを理解していました。すなわち、教育のコストを効率的に下げる革新的な方法を見つけることに注力したのです。迅速で信頼性の高いフルフィルメントに焦点を当て、UPSは倉庫業務やキッティング、流通、返品、再配置を含むK12のサプライチェーンの大半を引き受けました。注文集約プロセスの設計が一新され、一元的な管理を行うケンタッキー州エリザベスタウンの倉庫が割り当てられ、西海岸の流通業務がその後追加されました。K12のフォワードロジスティクスとリバースロジスティクス業務がつながり、UPSはデータセキュリティや技術サービスを含むコンピュータ返品プロセスを引き受けました。K12のビジネスモデルの重要な一部である回収した資産の再配置が優先されました。また、リバースロジスティクスソリューションは、両社にとっての永続的な価値観であるサステイナビリティの裏付けとなりました。
結果
最初は、UPSのチームは1日当たり1万2,000のキットの梱包と出荷を行いましたが、すぐに1万9,000キットに増えました。単一の倉庫および流通ソリューションによって、間もなくバックオフィスのコストが減り、複雑さが解消されました。UPSが在庫を管理したので、K12は流通過程の監視とサプライチェーンの問題解決に毎週40時間を費やす必要がなくなりました。新たなソリューションにより無駄とコストの削減が実現しただけでなく、K12の社員や顧客との業務の信頼性も改善しました。K12が教育の改善に注力するのに役立ったもの。