*この特典の有効期間は7月20日~8月31日(両方の日付を含む)です。運賃、フューエル・サーチャージ(燃油特別付加運賃)、セキュリティ・サーチャージにのみ適用されます。その他の運送約款を見る。
貨物輸送の最もシンプルな定義は次のとおりです。貨物運送または貨物輸送とは、世界のほぼあらゆる場所で、ある地点から別の地点へ物品、商品、貨物をまとめて運ぶプロセスのことです。輸送手段には、航空、海上、地上、鉄道貨物輸送、またはこれらを組み合わせた複合一貫輸送があります。
小包と貨物の違いは?単純な違いはその重さです。150ポンド(約68kg)以下の荷物は小口貨物となります。150ポンド(約68kg)を超える、15,000ポンド(約6.8トン)までの貨物は貨物とみなされます。この説明でもよくわからない場合は、次のようにお考えください。荷物の個数が少ない場合は、従来の小口貨物輸送で十分でしょう。ただし、大量の物品からなる大口の貨物の場合は、貨物輸送をおすすめします。
貨物輸送では広範な種類の物品の輸送に最適で、貨物輸送で発送できるものに制限はありません。
貨物輸送には非常に多くの種類がありますが、ご自分の状況に最適な輸送手段はどのようにして判断すればよいでしょうか?また、貨物輸送に要する日数はどのぐらいでしょうか?通常は緊急性とコストが輸送手段の決め手となります。他にも考慮すべき要因はありますが、それらについては後ほど説明します。
「貨物をいかに速く輸送できるか」が最大の関心事であれば、おそらく航空貨物が最適でしょう。航空貨物は最も迅速ですが、運賃が最も高い輸送手段でもあります。たとえば、Next Flight Outなら最短配送から3日後までの配達が可能です。
「貨物の輸送にどれくらいの費用がかかるか」が最大の感心ごとであれば、海上輸送が最適でしょう。最も時間がかかりますが、コストの節約が懸案事項であれば最もコストのかからない輸送手段です。
貨物タイプ
貨物の大きさ、重量、性質も輸送手段の選択に影響します。重量物や特大サイズの貨物は、国際輸送の場合は海上輸送、国内輸送の場合は陸路または鉄道輸送が最適です。医薬品や医療用品のような温度管理が必要なものや、ワイン、肉、新鮮な果物などの腐りやすいものは、特別な梱包や取り扱いを必要とする可能性があり、おそらく航空貨物輸送が最適でしょう。
運送業者の信頼性
「料金で選択」することも重要ですが、料金が一番安い運送業者を選択することは、長い目で見るとおそらく賢明な選択ではないでしょう。決断を下す前に、運送業者の信頼性を必ず調査してください。港湾の混雑や閉鎖、労働力不足、コンテナやスペースの不足、処理能力の問題などが原因で、サプライチェーンに混乱が生じることがあります。海上貨物の運送業者が、予約の取り決めを守るための設備やスペースを確保しているかどうかを確認してください。また、航空貨物の場合は、分割積みではなく、予約した航空機に貨物を積載できる、信頼できる航空会社を常に選択してください。
安全性
貨物の完全性と安全性を確保することが重要です。取り扱われている物品と、顧客の期待を理解し、それに従って輸送手段を選択しましょう。海上輸送や鉄道輸送の貨物は、破損または紛失の可能性が高くなります。壊れやすいものや腐敗しやすいものを輸送する場合は、航空輸送や陸上輸送が最も安全です。前述したとおり、選択した運送業者の信頼性レポートには常に注意してください。
適切な輸送手段を選択することで、ロジスティクスのコストを削減し、遅延を軽減し、顧客体験を改善し、サプライチェーンを最適化することができます。
貨物は、航空、海上、陸上、鉄道、またはこれらの複数の手段を組み合わせて輸送されます。
輸送形態 | 航空輸送 | 海上輸送 | グラウンド・フレート | 鉄道貨物 | マルチモーダル(複合輸送) |
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定義 | 一般に、最も高速で料金が最も高い貨物輸送手段のひとつですそのため通常は、価値が高く軽量の物品を一刻も早く届ける必要がある場合に航空貨物輸送を使用します。(低価格の日用品、かさがあるものや重いものを航空輸送すると、コストが法外に高くなる可能性があります)。 | 海上貨物は、大型のコンテナに積載されて船で輸送されます。最も時間がかかりますが、最も手頃な料金で輸送できます。従来の海上輸送のほかに、河川、運河、湖沼などの内陸水路や沿岸水路も水上輸送に含まれます。 | トラック輸送、ハイウェイ輸送、道路輸送とも呼ばれる地上輸送は、時間的制約のない大型貨物をトラックで輸送するオプションで、輸送費も安いです。集荷場所や配達場所によって、配送に3~10日かかる場合があります。 | 列車と鉄道を利用して貨物を輸送するプロセス。原材料の輸送や、海上コンテナを長距離輸送する場合に最適です。 | 複数の輸送手段を組み合わせることで、航空貨物よりも安く、海上貨物よりも速い独自のソリューションを提供します。 |
利点 |
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タイプ |
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該当なし |
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フレートフォワーダーとは、荷送人(荷受人と呼ばれることもあります)に代わって貨物の輸出入の手配を行う専門業者です。フレートフォワーダーが貨物を輸送するのではなく、荷主と各種の運送業者(航空、海上、道路、鉄道、インターモーダルなど)を仲介する役目を果たします。
フレートフォワーダーと運送業者との間に関係が確立されているため、輸送する貨物について、スピード、コスト、信頼性の観点から最適なバランスを荷主に提案することができます。また、貨物を越境輸送する場合に無視できない、ときには複雑なロジスティクスも扱います。優れたフォワーダーは、通関書類の要件、各国の条例や規制、輸送コスト、国際銀行業務に関する幅広い知識を持っています。
フォワーダーが提供できる貨物輸送サービスは次のとおりです。
国際貿易で必要な複雑な手続き、書類作成、規制への遵守は、不慣れな方にとっては途惑うばかりです。そのような人々の貴重な片腕となるのがフレートフォワーダーです。
会社の規模や輸送する貨物の種類にかかわらず、優れたフレートフォワーダーは、貨物を出発地から仕向地まで導くエンドツーエンドのプロバイダーです。フレートフォワーダーは、さまざまな国の船会社、書類手続き、関税法を熟知しています。
貨物の輸出入に必須の存在ではありませんが、国際貨物輸送を扱う企業にとっては非常に貴重な存在です。社内のスタッフが国際輸送の手続きにあまり通じていない場合は特に有益です。
フレートフォワーダーからはサービスに相当する料金が請求されますが、輸送割引が適用されることもあります。結論: 適切なフレートフォワーディングプロバイダーを選択することで得られる恩恵は計りしれません。お客様の貴重な時間を節約し、頭痛の種を解消し、信頼できる貨物輸送体験を実現してくれます。
UPS Supply Chain Solutionsは、輸送、ロジスティクス、フレートフォワーディングサービスを提供する世界最大級のプロバイダーです。だからといって、同じ規模の企業様とだけお付き合いしているわけではありません。それどころか、お客様の大多数は大手企業とはかけ離れたところにいます。規模を問わず、どのようなお客様もUPSのグローバルな専門知識、ブランドの安定性、最先端のコンプライアンス、技術力をご活用いただけます。UPSのグローバルディレクトリをご利用ください。空路、海路、陸路、鉄道のいずれのお取り扱いにも対応しています。
1. 輸送手段を選択する
スケジュール、予算、具体的なニーズに基づいて、最適な輸送手段を決定します。UPS® Forwarding Hubを使用して、航空および海上輸送運賃の見積りを入手して比較することができます。
2. フォームに記入する
適切な書類がなければ貨物を受け取ることはできません。貨物輸送に必要な書類を集め、完成させてください。積荷書類の詳細をこちらでお確かめください。
3. 貨物を梱包する
貨物を安全に保護し、輸送中の損傷を軽減するために、最適な梱包オプションと梱包資材を決定します。紙、発泡スチロールや気泡緩衝材、バラ包装、エッジボード、腐食防止梱包、シュリンク包装など、さまざまな梱包資材からお選びいただけます。パレットに載せる場合は、プラスチック製または木製のどちらを使用するかを決定します。木製パレットの場合、仕向地によって熱処理が必要かどうかを確認します。
4. 集荷を手配する
集荷のスケジュールをご自身でお決めになる場合は、集荷希望日の数日前に集荷を予約するのがよいでしょう。お客様も荷受人の敷地にもローディングドックがない場合に備えて、リフトゲートが必要かどうかを判断します。輸送業者の最寄りのサービスセンターにお問い合わせください。UPSをご利用の場合は、UPS Forwarding Hubで集荷のスケジュールを設定し、費用の見積りと追跡番号も入手することができます。
5. 貨物が輸送される
追跡番号をお持ちの場合は貨物を追跡できます。可能な場合は、主要なマイルストーンに達したり異例の事態が発生したりした場合にアラートを受け取ることもできます。貨物は最寄りのサービスセンターまで輸送されます。航空貨物の場合は、現地のハブまたは空港まで直接輸送されます。海上貨物の場合は、最寄りの港まで輸送されてから、船舶に積み込まれます。
6. 通関
仕向地の航空ゲートウェイまたは港湾に貨物が到着すると、通関手続きが行われます。最大3日かかることがあります。その日の午前9時までに通関が完了した場合は、トラックに積み込んで最終目的地まで運ぶことができます。通関手続きは、最終目的地の国だけで行われます。
すべての条件が等しいと仮定して、運賃を決める要因が他にもいくつかあります。
貨物の種類
貨物の種類、重量、重量密度はすべて貨物輸送クラスに影響し、それが輸送コストの決定に影響します。では、輸送クラスとは何でしょうか?海運業界で標準化された料金体系で、主に米国の通関業者、倉庫会社、運送業者の間の商取引において統一されたパラメータを確立するためのものです。輸送クラスの判定に使われる要因は、貨物の扱いやすさ、価値、重量、長さ、高さ、重量密度、責任保険などさまざまです。端的に言えば、貨物が大きいほど、必要な輸送スペースも大きくなります。輸送手段にかかわらず、貨物の大きさとその輸送に携わる人手によって支払う金額が決まります。
至急度 >=
輸送手段とコストは、どれだけ早く配送する必要があるかによって影響度が異なります。事前の計画やロジスティクスに余裕をもたせていれば、効率の改善、ルートや輸送手段の最適化、コスト削減を図ることができます。しかし、緊急な状況では、翌日あるいは同日配達以外の選択ができないこともあります。
輸送方式
一般に、航空輸送は最も高く、海上輸送は最も安価な輸送手段となります。航空輸送では高すぎ、海上輸送では遅すぎるという場合には、ユニークなインターモーダル(複合一貫輸送)の検討をおすすめします。最適な手段が見つかるかもしれません。
距離
通常、最初の集荷場所から最終目的地までの距離が遠いほど、配送料金は高くなります。しかし、地理的な位置、集荷/配送の複雑さ、変動する燃料費なども、料金を左右する可能性があります。経験豊富なサードパーティロジスティクス(3PL)は、輸送コストを削減し、輸送予算を最大化するサプライチェーン戦略をお客様のために策定することができます。
予期せぬ事態
悪天候時の運行休止はもちろんのこと、港の閉鎖、労働力や設備の不足、労働問題、燃料不足などの予期せぬ事態が生じたために、輸送能力が低下して輸送予算の見当が付かない場合、予告なく運賃が上がる可能性があります。
季節性
季節による傾向は運賃に大きな影響を与えます。需要が増えるとコストも上がります。貨物輸送が優先される時期には運賃も上がります。季節に関連する不測の事態や運賃予算の超過を避けるためには、タイムリーで正確なビジネス予測を行うことが重要です。
国際輸送プロセスでは、重要な書類を用意する必要があります。輸送取引の内容を定義し、税関手続きや規制へのコンプライアンスのための情報を提供する書類です。これらの書類はUPS Forwarding Hubにありますので、そこで記入できます。
船荷証券(B/L) - フォワーダー/NVOCCが荷送人に提供する書類です。
荷送人と運送会社との間の契約条件が定められています。権利証券、運送契約、貨物の受領証の役割を果たします。
コマーシャルインボイス - 荷送人はこの書類をフォワーダーに提供する責任があります。
荷送人と荷受人の間の商取引に関する情報が記載されており、通常以下のような特徴があります。
荷送人貨物取扱指示書(SLI) - 荷送人はこの書類をフォワーダーに提供する責任があります。
荷送人が船会社に貨物の取り扱い方法を指示する書簡で、通常以下の内容が含まれます。
電子輸出情報(EEI) - 荷送人が要求した場合、フォワーダーはこの書類を提供できます。フォワーダーが荷送人の代理人となるには、荷送人の委任状が必要です。
以前は荷送人輸出申告書(SED)と呼ばれており、通常は米国への輸出品に2,500米ドルを超える単一商品が含まれている場合に、米国国勢調査局によって提出が義務付けられています。また、米国商業規制リストに記載されている品目を軍事最終用途で使用する国に配送する場合にも必要です。EEIの情報は米国国勢調査局に提供され、輸出コンプライアンスと政府報告に使用されます。以下の情報を入力してください。
原産地証明書 - 荷送人はこの書類をフォワーダーに提出する責任があります。荷送人がフォワーダーに適切な情報を提供する限り、フォワーダーが荷送人に代わってこの書類を作成することも可能です。
出荷する貨物の原産地を定義します。すべての貨物に必要なわけではなく、特定の国で通関のために必要な場合や、取引条件で明示的に義務付けられている場合のみ必要です。IT
*イスラエルには独自の原産地証明書があります。
危険性物質/危険物(HAZMAT) - 荷送人はこの書類をフォワーダーに提出する責任があります。
健康、安全、所有財産、環境に危険を及ぼす可能性があり、危険物規則書の危険物リストに記載されている物品または物質については、追加の書類が必要となります。危険物の航空輸送は厳しく規制されています。書類作成、パッケージのマークやラベル付け、貨物の取り扱いに関して定められたプロセスや手順に従う必要があります。
国際輸送で輸入国に入国した貨物は、最終仕向地に配送される前に、その国の税関当局による通関手続きを受ける必要があります。通関とは、通関手続きを経て貨物を移動する行為です。
さらに、どの国でも国境を通過する貨物には輸入関税その他の税金が課せられます。これは収入源であると同時に、内国の経済、環境、国民を保護するためでもあります。
通過手続きに不慣れな方にとっては、複雑で戸惑いを感じるプロセスかもしれませんが、適切に対処すれば、それほど複雑ではないはずです。以下に、貨物が税関に到着してからの流れを紹介します。
税関職員が必要な書類を審査する
税関保留や遅延を避けるには、必要なすべての書類(特に出荷ラベルとコマーシャルインボイス)が正確で不備不足がないことが重要です。
輸入関税その他の税金
輸入手数料は、物品の種類、価値、受取国独自の規制によって異なります。輸入関税は、輸入品の課税最低限度額を超える場合に適用されます。課税最低限度額未満の物品には輸入関税はかかりません。
税関から該当する関税その他の税金の支払いを要請される
貨物が課税最低限度額を超えた場合、税関職員は関税や税金が支払われているかどうかを確認します。さらに、特定の制限対象品目については、その価値にかかわらず手数料が発生する場合があります。荷送人/荷受人は、これらの手数料の支払いについて事前に決定しておく必要があります。
出荷の通関を完了
すべての関税が支払われ通関が完了したら、荷物を税関から最終目的地に輸送できるようになります。細心の注意を払ってフォームや書類に記入すれば、荷物が税関で留め置かれることはまずありません。
輸送業者の賠償責任と貨物保険の違いを理解することが重要です。両者は同じように見えますが、大きな違いがあります。違いを理解することが、リスクを減らし出荷コストを抑えるのに役立ちます。
簡潔に言うと、主な違いは、何が保険での補償の対象となるか/ならないかという点と、問題が生じた際に誰に責任があると見なされるかという点です。
輸送業者の賠償責任
輸送業者の賠償責任は一般的に、輸送業者からの出荷の見積りに含まれています。補償額は、何を出荷するかや輸送業者のその種の商品に対する料金によって異なり、多くの場合貨物の実際の額を大きく下回ります。
貨物保険
貨物保険は、お客様の貨物の実際の額に基づく選択的な補償です(つまり、保険に入ることも入らないことも可能です)。一般に、貨物保険の保険料は、輸送業者の賠償責任に追加されます。有利な点は、商品の合計額が補償されるということです。
想定外の事象により貨物に損害や紛失が生じる場合があり、そうした事象により御社の利益や顧客との関係、会社の風評に悪影響が生じかねません。
*この特典の有効期間は7月20日~8月31日(両方の日付を含む)です。運賃、フューエル・サーチャージ(燃油特別付加運賃)、セキュリティ・サーチャージにのみ適用されます。その他の運送約款を見る。