2023年度の変更:
米国国土安全保障省の税関・国境取締局(CBP)は第99類(chapter)を導入しました。これは、さまざまなHTSコードの項(heading)に修正を加え、他のHTSコードの項に厳しい制限を加える時限立法です。第99類について詳しくは、米国国際貿易委員会のサイトをご覧ください。第99類がお客様のビジネスに及ぼす影響についてご質問がある場合は、UPSの通関業務の専任スタッフまでお問い合わせください。
HTSコードは荷送人の混乱を招く可能性がある
これには理由があります。21,000を超える品目リストに基づいて自社の品目を分類するという作業ですから、このシステムは分かりにくいと感じる輸入業者が多いのも当然です。
しかし、朗報です。このシステムはそれほど複雑なものではないのです。HTSコードの概念自体を説明するのは比較的簡単です。さらに、米国の輸入ビジネスがHTSコードを適用する方法を判断するのに役立つ簡単なヒントがあります。
HTSコードとは何ですか? なぜ必要なのですか?
簡単に言えば、HTSコード(米国関税分類番号)とは特定の輸入品目の識別および分類に役立つ番号のことです。HTSコードはまた、その品目を国内に持ち込む際に支払わなければならない関税や税金の金額を決定するために政府関係機関によって使用されます。HTSは「Harmonized Tariff Schedule」の略で、あらゆる貿易品のコード分類表です。
HTSコードは世界共通ですか、それとも米国独自のものですか?
「HTS」という用語自体がさまざまな国の関税率表を指すために使われることはありますが、米国のHTSコード(関税率表、略してHTSUS)は、米国固有の関税分類番号のセットです。このページでは、例を挙げる場合にHTSUSコードのリストを使用します。
分類システム
各国政府(米国では米国国際貿易委員会(ITC))で標準化されたコードを使用して輸入品を識別することにより、正しい関税額が確実に支払われ、例外なく取引の相対的な公平性を確保できます。輸入者である会社や組織に関係なく、製品コードと関税額は同様に適用されます。
関税の決定
HTSコードを使用した輸入品の分類は、関税の決定以外にも役立つ理由があります。HTSUSコードは、米国に輸入される製品の追跡にも使用され、違法または危険な品目が米国内に入るのを防ぐのに役立ちます。たとえば、「生の冷水エビ33尾入りがサルモネラ菌に汚染されている可能性がある」という輸入通知が出された場合、CBPの係員はHTS分類コード「0306.16.0006」を使用して、その影響を受けた可能性のある品目を追跡し、通関を保留して検査を実施し、安全性を確認することができます。